平成23年9月16日(金)埼玉県国営武蔵丘陵森林公園に於いて埼玉県漁連が実施している「巣おとしによるカワウの繁殖抑制」の現場を視察しました。
埼玉県におけるカワウの生息数は平成8年7,300羽とピークになり、カワウの飛来に合わせて漁獲量も減少し、駆除にも銃器使用等の制限があることから、県水産研究所では平成22年、23年度に緊急雇用創出基金事業を活用し、埼玉県漁業協同組合連合会への委託により営巣地の森林公園でカワウの繁殖抑制が行われました。


  

埼玉県漁連、農林部生産振興課の方から状況の説明を受けました。
地面に横になっている棒が高所作業用ロッドです。 
 
カワウの巣
この巣を高所作業により落とし繁殖抑制をしたそうです。
巣落とし未実施の林を見上げてみると、どこの木にもカワウの巣が無数に点在してました。昼間の数は500羽くらいですが、日没時には1500羽前後の数になるそうで、昼間は利根川、荒川方面へ魚を漁りに行っているそうです。
森林公園のカワウの営巣地である山田大沼
向かって左側の林は22年度巣おとしを実施しており林はきれいになってます。
巣おとしが実施されていない場所はカワウの糞の影響で白くなっています。
木には多数のカワウがたかっており、巣も多数確認できます。

巣落としにより繁殖の抑制には効果がありましたが、沼全体のカワウ生息数の減少にはまだ至らず、周辺への拡散もないようです。(県 生産振興課)

                          

この視察に東京都内水面漁連からは秋川、多摩川、奥多摩漁協の役職員10名が参加しました。この営巣地に生息しているカワウの数に驚き、内水面漁協にとっては改めて深刻な問題であると感じました。