多摩川の河口から約45km付近に位置する日野用水堰下には毎年,堰を超えることができず多くのアユが滞留しています。これらのアユは、飛び跳ねる際に、カワウやサギ類、最近ではカラスの食害に会っています。東京都島しょ農林水産総合センターでは、この状況を改善するため昭島側魚道脇に土嚢による簡易魚道を設置しました。(6月21日〜30日)
6月22日と23日の計測では1551個個体が遡上したとのことです。
6月28日、東京都内水面漁連傘下組合役職員で視察に伺いました。


  

日野用水堰下

約100数十メートル堰下のたたきに、堰を越えられない遡上アユが滞留
鳥の餌になってしまいます。

たたきを歩くと遡上できないアユが多数確認できました。
そこで

島しょ農林水産総合センターで扇形に土嚢を積んで簡易魚道を設置しました。
(約600個の土嚢)

見ている間にアユが魚道を多数上るのが見えました。
設置した魚道の上には遡上数調査のため定置網を設置し、3時間ごとに数を計測します。

この日朝の3時間では10尾でしたが10時〜13時には約160尾捕獲

22日〜23日の時より流量少なく遡上も少し少ないようでした。
捕獲したアユはすべて計測


河口付近のガス橋付近で脂鰭を削除して標識放流した個体も1個体確認できたということです。


定置網にはウグイ、カジカ、スジエビ等も多数入っており魚道の効果が確認できます。
 
島しょセンターでは今回の調査をもとに、より天然遡上アユが上りやすい魚道の設置及び場所を検討したいということです。